■SONY DSC-HX1 デジタルカメラ(ネオ一眼)
仕事などでは一眼レフのキヤノン5Dや40Dを使用しています。しかし、ちょっとしたお出かけなどには一眼は重い…。なので、普段使いはSonyのDSC-H1というネオ一眼を持ち歩いています(もうかなり古くなりましたが)。
先日、一足早い忘年会で、ニコンのコンパクトデジカメが当たり、コンパクトデジカメの進化ぶりには驚き!
調べてみたら、ヨドバシなどで26,000円程で売っているモデルでしたが、ひどい手ブレ状態でもちゃんと写るのです。意地悪して、グラグラさせた状態でシャッターをきっても、ピンボケせずに写っている。ホント、これには驚きです。
それで早速、コンパクトデジカメを買い換えたいモードになってしまいました。
忘年会で当たったカメラは妹にあげ、DSC-H1と同じネオ一眼の中からニコン、パナソニック、カシオなどと悩みましたが、SonyがαのNEXシリーズに力を入れていて、もうネオ一眼から撤退をするのでは!? というような噂を信じ、DSC-H1の真の後継モデルということもあり、DSC-HX1を購入いたしました。
以下は、簡単なレポートと加工を紹介させていただきます。
■SONY DSC-HX1
・購入日:2010年12月4日
・購入店:ヨドバシカメラ新宿西口本店
・価 格:39,800円(ポイント10%還元)
仕様
・イメージセンサー:COMSセンサー 1/2.4型
・有効画素数:910万画素
・ワイド集点距離:28mm
・光学ズーム倍率:光学20倍ズーム
・手ブレ補正方式:光学式
・高速連射枚数:10枚/秒
・液晶サイズ:3.0型
・動画撮影:ハイビジョン 1440×1080
・対応メディア:メモリースティックデュオ
■付属品
・ショルダーストラップ
・マルチ端子専用USB・AVケーブル
・レンズキャップ
・レンズキャップのひも
・CD-ROM
・バッテリーチャージャー(BC-VH1)
・リチャージブルバッテリーパック
(NP-FH50)
・HDMI変換アダプター
・取り扱い説明書
・保証書
※写真がピンボケでゴメンナサイ。
■レンズ
DSC-H1は12倍ズーム。当時としては、光学式手ブレを搭載していて、かなり高倍率を謳っていたモデルでしたが、今は他社も含め20倍以上のズームは当たり前になってきました。
そして、Sonyといえば、カールツァイスレンズでしたが、最近は、Sony製のGレンズを使っているのがビデオカメラも含め多いですね。ちなみに、DSC-H1もSony製のレンズでした。
下の写真は、一応、日本製なのが少し嬉しくて撮影したものです。
■ズームレバー
ズームレバーは、DSC-H1のシーソー型から現在、数多くの機種で採用されているリング型に変更された。もちろん、動かす速度によってズームの速さも変わる可変式。
撮影時は、リングをT側に動かすとズームし、W側に動かすと戻る。再生時は、ビュー画面の拡大が行える。
慣れの問題でしょうが、シャッターボタン近くにある小さなリングは使いづらい。個人的には、シーソー型の方が好みです。
■モードダイヤル
・EASY…撮影に最低限必要な機能だけを設定でき、表示される文字のサイズも見やすい大きさになります。
・iにカメラの絵…おまかせオート撮影。カメラが撮影状況に合うように判断して調整してくれます。
・P…プログラムオート。露出を固定したままで、シャッタースピードと絞りのF値の組み合わせを変更できる。
・S…シャッタースピード優先。シャッタースピードを手動で設定できる。
・A…絞り優先。レンズに入れる光量を調整でき、背景のぼかし具合を調整できる。
・M…マニュアルモード。シャッタースピードや絞りのF値、それぞれを個別に調整できる。
・SCN…シーン撮影モード。ISO(感度)、ポートレート、スポーツ、風景、夜景&人物、夜景、料理、ビーチ、スノー、打ち上げ花火の10種類から選べるモードです。
・月に手の絵…手持ち夜景モード。三脚無しの夜景撮影用です。
・人とブレの絵…人物ブレ軽減モード。室内撮影時の人物撮影用です。
・長四角の絵…パノラマ画像撮影モード。左右方向、上下方向にカメラをふって、カメラが自動に1枚の合成写真を作成します。
・フィルムの絵…動画撮影モード。様々な画像サイズが設定でき、動画を撮影することができます。
■マイク
本体上部に動画撮影用のマイクが設置されています。
DSC-H1と比べて、DSC-HX1はステレオ対応になっています。
キヤノンなどとは違い、レンズ付け根の上ではなく本体の真上に設置されているので、小雨でも気をつかってあげないといけないかもしれません。
■スピーカー
本体グリップ部分の下にスピーカーが設置されています。
多少えぐられていますが、本体を置いて動画を確認したりする際には、音がこもってしまったり、小さくなってしまうのでは? と一瞬思ってしまいました。マイクはステレオですが、スピーカーは1個なのでモノラルのようです。
■コントロールボタン
これは、DSC-H1とあまり変わりません。
いま販売されているコンパクトデジカメでも、だいたい同じですね。ただ、DSC-H1と比べて、ボタンが全体で1つとなっているため、押し心地感はDSC-HX1よりか、DSC-H1のほうが良いと感じました。
■液晶モニタ
こちらも、いまやネオ一眼では当たり前となりつつある、アングルを変えられる液晶画面です。個人的には、なんだか壊れそうな感じもしますが、低いアングル、または高いアングルのときに役に立ちそうです。唯一、欠点といえば左右にふれないこと。でも、上下左右に動いたら、本当にすぐに壊れてしまいそうな部分ですが…。
■ステップアップリングとキャップ
写真左
メーカー:Kenko
商 品:58mmレンズキャップ
価 格:510円
(ヨドバシカメラ新宿西口カメラ館)
写真右
メーカー:Kenko
商 品:52→58mmステップアップリング
価 格:735円
(ヨドバシカメラ新宿西口カメラ館)
仕事で使う一眼レフカメラと違い、コンパクトデジカメはコンパクトな分、カバンに裸でほうり入れたりと雑に扱ってしまう自分。なので、DSC-H1ではアダプターリングにレンズプロテクターを付けていました。
しかし、DSC-HX1は付属品にアダプターリングが付いていなく、また、レンズが伸び縮みするので、そのままではプロテクターは付けられない。そんな悩みを検索していたら、価格.COMさんのクチコミでも語られていました。
早速、参考にさせていただき、加工のためにアダプターリングをヨドバシカメラ新宿西口カメラ館にて購入。一番安い物で良いと思っていたのですが、合うサイズはKenko製品しかなく735円で購入。
■ステップアップリングの加工
価格.comのクチコミで書かれていたのは、52mm→55mmのステップアップリングを加工し装着するやり方。
そこで、ちょっと悩みの種が。
自分は、55mmのフィルターを1枚も持っていません。プロテクター程度を装着するだけなら55mmのステップアップリング+プロテクターで良いけど、残念なことに58mmのフィルターはある程度持っている。ここは、価格.comさんのクチコミを応用して、55mmではなく58mmを購入し、加工することに決めた。
幸いなことに、58mmでも本体のレンズの筒には当たらない。早速、クチコミで紹介するように削ることに。と、ここで(涙)…。なんと、Kenkoのステップアップリングは金属製だった。仕方なく、丸棒ヤスリで30分かけてギコギコ削る作業をすることに。
削った状態が右の写真。でも、これでも、レンズの筒の部分よりはキツイ。本当は更に削りたいが、これ以上削るとなんか『バキッ』と折れそうな予感なので、ここでストップ。
■ボディー側の加工
右の写真の、ツヤのある黒い部分にステップアップリングをはめる。
ステップアップリングは、もう削れそうに無いので、仕方なく、DSC-HX1側を削ることに。
ヤスリをかけると、キーーィッ! という音。
えっ! ここも金属なの!
買った次の日に、ボディにキズをつけるのは、何とも心苦しいが、大事なレンズにキズをつけてしまうことを考えると、やむを得ず…。
心の中で、DSC-HX1よゴメン、と言いながら塗装がはがれる程度、削りました。
ああ、もうお嫁に行けない体に…(笑)。
■装着の姿
上のコラムのツヤあり黒い部分に、52→58mmのステップアップリングを装着し、電源を切ってレンズを格納した状態の写真です。
パッと見た感じ、きれいに装着されているように見えますが、実は、0.5~1mm程度でしかはまっていません。なので、削った部分が1mm弱出ています。ここは、黒く塗装でもしなければ、金属製のために光を反射して悪さをしそうな予感です。
■液晶プロテクター
メーカー:Kenko
品 番:K-850923
価 格:690円(ヨドバシカメラ新宿西口本店)
サイズ:3.0型用(W60×H45mm)
ネットにて調べたところ、DSC-HX1専用の商品があるようですが、ヨドバシカメラ新宿西口本店とカメラ館では、店頭にて取り扱っていませんでした。
新商品のサイクルが早いデジカメ市場。DSC-HX1は販売されて1年半以上経過しているので、やや古めの商品になってしまうので需要が無いのかもしれません。
とりあえず、DSC-HX1は液晶が3.0型なので3.0型用を購入しました。
ちょっと、剥離シートが大きくて作業しにくい感がありましたが、適度な弾性で気泡も入らずに貼れました。
しかし、液晶部分に対してシートが小さい…(涙)。測ったり、切ったりの作業が面倒ですが、フリーサイズを購入すればよかったとやや後悔…。
■塗装
Kenkoのステップアップリングを削って加工したため、アルミ地が出たままでした。
そのままでも良いかと考えましたが、レンズの周辺がキラキラしてて目立つのと、光の反射などの影響も考えられるので、一応、つや消し黒で塗装しました。
昔はプラモデル屋さんなどでないと塗料などは購入できませんでしたが、いまは家電量販店でもプラモデルを扱っている時代。本当に、何でも揃ってしまいます。
■レンズ保護を兼ねて
メーカー:Kenko
商品名:MC UV filter
紫外線カットフィルター 58mm
価格:1,764円(ヨドバシカメラ吉祥寺店)
デジタルカメラ専用のプロテクターもありますが、仕事用ではないので、そこまで…と思ってしまう貧乏性な自分。
その点、ただのUVフィルターなら、1,000円以上も安い。安い分、こまめに交換も出来るし、キャップをつけずにカバンに放り投げも出来るので、コンパクトデジカメには、いつもUVフィルターを使っています(笑)。
■装着スタイル
Kenkoのステップアップリングを加工し、UVフィルターをつけた状態です。
ちょうど、レンズの筒の部分と同じ口径で見た目もスッキリ。レンズの筒の部分がつや消しになれば、パッと見で一眼に見えそうです。
※いまはもっと小さいミラーレス一眼やマイクロ一眼といった商品もありますけど)
■念のため
ヨドバシカメラ吉祥寺店で別メーカーのステップアップリングがあったので購入。
価格も安く、ヨドバシカメラ新宿西口カメラ館にも売っていれば、Kenkoではなくこちらを購入していたかも。
ただし、箱に入っていて中身が見えないのが残念。購入後、開封して確認してみたところプラスチック製品のようです。万一に備え、一応購入しておきました。
メーカー:marumi
商品名:52-58 step-up Ring
価格:420円(ヨドバシカメラ吉祥寺店)
(記事:2010年12月26日)