■【原発問題】作物の汚染度は公表するべきでは？

屋外で飼育しているアカミミガメ2匹が、本格的に冬眠から覚めた。
ここ2～3日は暖かい日が続き、東京ではサクラの花が満開とTVで伝えている。

数日前、東北大震災以来最大の余震があった。
あの3月11日と同様、比較的長い揺れを東京でも感じた（23区は震度3）。
　
その余震で、東北地方にあるいくつかの原発が被害を受けたと東京電力が会見で発表した。
ワイドショーでコメンテーターの方も発言されていたが、その被害を受けた原発各地の震度は3～4程度。
　
震度3～4で簡単に電源が落ちたり、内部の水が溢れたりしてしまう原発は、本当に安全なのかと不安になる。
そう言えば、中部大学の武田邦彦 さんが、ほとんどの原発は震度6に耐えられないと語っていたのを思い出した。
　

福島第一原子力発電所の様子は相変わらず。
放射能に汚染された水を海に放流し、窒素を注入している。
　
自分の想像でしかないが、窒素を注入するにあたり、放射性物質放に汚染された空気を大気へ排出（ベント）しているのではないかが心配。
　
TVでは相変わらず「安心＆大丈夫モード」で、窒素を注入しているから爆発の可能性が低くなったと伝えているけれど、窒素を注入する代わりに、汚染された空気が排出され、野菜や水道水、そして、我々の呼吸に取り込まれることは教えてくれない。

東京の水道水のヨウ素、セシウムの値は、WHOの緊急時の基準内に収まりつつあるようになった。これで、お米を炊く時以外は水道水を利用している自分も、なんとなく安心。
ただ、体が小さい分、影響が出やすそうなセキセイインコと文鳥には、ミネラルウォーターを与えている。
　
福島をはじめ、関東地方の農家さんは、降り注ぐ放射性物質の汚染で大変な苦労をされている。
みんなに美味しく食べてもらうために、丹精込めた作物が汚染され、出荷出来ないのだからたまったものではない。
　
そんななか、各自治体や芸能人の方々が福島の野菜を食べようとイベントを催している。TVでは微笑ましく、良いことのように映しているが、自分はそうとは感じない。
　
農家の方々は本当に悪いけれども、確実に放射性物質はふり注いでいて汚染されているのは事実。アメリカまで飛散している程だ。
基準値の規制を甘くしてほしいと、どこかの県知事が国に陳情していたが、野菜は海外にも輸出されていてるし、その場しのぎの基準変更は、かえって自分たちの首を絞めることになるのが想像できる。
人間として冷たいけれども、ここは原因を起こした東京電力にしっかり保証してもらい、国や県は各作物の汚染度を検査し、きっちりと数値を国民に伝えるべき。
　
そうすれば、神経質な自分でも、これぐらいなら大丈夫！　今まで通り野菜を買える。
まずは本来、茹でないで検査する物を茹でて検査したりなど詐欺めいたことはせず、安心して購入できるように多くても少なくても数値の公表を願う。