12月14日、00：10。
3000系の2輌が永福町から搬出された。
冬の深夜にもかかわらず、多くの鉄道ファンが搬出の瞬間を見届ける。
また、鉄道に興味のない方も、普段バスが停まっている場所に電車が停まっていて不思議そうに眺めていたり、鉄道ファンと同じように搬出の瞬間を見届けたりもしていた。
自分は詳しくないが、同じ場所にいた鉄道ファンの方に尋ねると、解体予定の中間車輌は永福町から搬出ではなく、富士見ヶ丘車両基地から館林の業者へ向かうとのこと。
貫通扉を持たない湘南顔の3000系。
都内では珍しくなったツーハンドルの3000系。
大幅なマイナーチェンジ以外にも、方向幕の書体や帯など、少しずつ変わる様子、そして、鉄道の楽しみを教えてくれた3000系。
井の頭線として、お疲れさまでした。
解体されてしまった車輌もいるけど、第二の場所でも、多くの人たちに愛されることを願っています。